日本の国魚である錦鯉は、今では世界各地で「泳ぐ宝石」として愛される存在となっています。
しかし不幸にも2004年10月23日、山古志村をはじめとする錦鯉原産地が新潟県中越地震で大きな被害を受けてしまいました。私たちはその被災者の方々の力になりたいという思いから、「新潟の錦鯉を助ける会」を立ち上げ、支援活動を行ってまいりました。インターネットを通じて世界から寄せられた義援金は、錦鯉発祥の地を復興させ、生産者の生活を取り戻すための一助とさせていただきました。
多くの錦鯉生産者は引続きさまざまな苦難に耐えながら全力で復興に取り組んでいます。そして、彼らの「援助の手を差し伸べてくださったお一人お一人に心からのお礼を申し上げたい。」という願いを私たちは何度となく耳にしてきました。
私たちに課せられた次のミッションは、その感謝の気持ちを形にし、錦鯉生産者の立場でより多くの人に錦鯉の素晴らしさを知っていただくために活動することだと信じ、国際錦鯉普及センター(略称:INPC=International
Nishikigoi Promotion Center)を2005年5月9日に設立いたしました。
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INPCは、新潟産錦鯉が国内外の愛好家から正しい評価を受け、それによって世界最高レベルの新潟産錦鯉のブランドが確立することを目指しています。
私たちは生産者の代弁者として、約200年間に渡って培われてきた原産地だけがもつ歴史と伝統、錦鯉職人の技とノウハウ、それらが生み出す錦鯉の魅力と評価法、正しい飼育法などの情報を世界に発信していきます。
同時に、私たちはこのINPCが、錦鯉を通じて新潟の生産者と世界各地の愛好家が出会い、相互理解が育まれ、活発なコミュニケーションが行われる場となることを願っています。また、世界各地に存在する錦鯉関係団体とのネットワーキングを促進し、INPCが提供する情報を善意の関係団体が共有できるよう努めていきます。 |
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- 新潟産錦鯉市場のインフラ構築
- 新潟産錦鯉に対する理解の促進
- 新潟産錦鯉ブランドの確立
- 世界各地の愛好家との相互理解の促進
- 被災地の復興
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- 新潟産錦鯉および伝統文化の保存
- 正しい理解と評価法の習得
- 飼育・管理など専門知識の習得
- 高品質の錦鯉に対する保証
- 生産者との相互理解の促進
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INPCが発信する全ての情報、INPCが行う全ての活動は、新潟の錦鯉生産者の利益に帰するべきものです。私たちはINPCを通じて新潟の錦鯉生産者の代理人となって活動することを宣言しています。
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