|
間野泉一
(和泉屋養鯉場) |
全日本錦鯉振興会理事長:間野泉一(まのせんいち)
全日本錦鯉振興会を代表して世界各国の錦鯉ファンにご挨拶申し上げます。
1970年1月、第2回全日本錦鯉総合品評会開催に併せて設立された全日本錦鯉振興会は、新潟をはじめ日本各地の錦鯉生産者と流通業者計600社以上を会員として、国内 はもとより世界中に日本の国魚である錦鯉の素晴らしさを知っていただき、健康で美しい日本の錦鯉を飼う楽しさを体験していただけるよう努力を重ねてまいりました。
振興会の理事長は私が6代目となりますが、諸先輩が積み上げてきた実績と信頼を損なうことなく、より一層皆様に愛される会となりますよう頑張ってまいります。
私たちに課せられた最大のミッションは、とにかく安心、安全な錦鯉を皆様に提供していくこと。これに尽きると考えています。残念なことに2006年6月に錦鯉生産者としてはじめてKHV感染を体験しました。関係者全員の一丸となっての対応で9月には流通規制も解除され、幸いにKHV感染鯉が流通する危険を完全に排除できましたが、この経験を忘れることなく安全マニュアルの徹底した遵守と、さらなる安全管理、検査体制の整備に取り組んでおります。特に輸出業者および海外から買い付けに来られる方々にはKHVおよびSVCの厳しい検査をパスした錦鯉であることを証明する錦鯉特定疾病検査結果報告書を用意しておりますのでご活用いただければと思います。
最近KHVの自然治癒あるいは昇温治療を施した鯉が一部で流通しているようですが、私たち日本の錦鯉生産者はこれが間違った対応であると判断し、あくまでKHVフリー、SVCフリーの健康な錦鯉のみを提供することが私たち錦鯉原産地で働く生産者の役割だと考えております。
私はとにかく錦鯉が大好きです。私に限らず全ての生産者は錦鯉が大好きです。
一人でも多くの方に私たちが愛する錦鯉の素晴らしさを伝えるために今後とも精一杯の努力を続けてまいります。
|